ワーキングホリデーと青年海外協力隊、どちらにしようと迷っている方へ。
こんにちは。今、雪がしんしんと降り続いております。外に出ることができません。
そんなの…
「僕は、いやだ!!!」
(欅坂46「不協和音」風)
じぇし子です。
2回目の記事は、私の「退職→ワーキングホリデー(ワーホリ)→青年海外協力隊」という経緯を基に、「ワーホリと青年海外協力隊の違い」について書いていきたいと思います。(青年海外協力隊に関しては訓練生活ですが)
私の中で、大きな違いは4つあると思います。
- 対象の国
- 滞在期間
- 費用
- 使命感
上記について、1つずつ書いていきます。
◆対象の国
ワーホリと青年海外協力隊では行ける国が違います。
ワーホリ
ワーホリ対象の国は、イギリス、オーストラリア、カナダなどの全19か国(2017年度現在)。英語圏以外も対象国であり、香港やドイツ、フランスにいくことが可能です。
行きたい国にワーホリビザを申請し、ビザを取得できれば行くことができます。(イエス!)ただイギリスに関しては、毎年超絶人気なのでワーホリビザ取得はなかなか難しい、というのは有名な話。
青年海外協力隊
現在、アジア、アフリカ、中南米地域などの世界77か国に隊員を派遣しています。こんな感じ、
行ける国の選択肢は、ワーホリと比較して多いです。(温かい国が多いのね。)
だがしかし、行きたい国に行けるかは”運”次第。例えば、「アジア圏の国に行きたい!」と思い応募します。しかし、派遣される国は「アフリカ圏の国」だった。というケースはありますし、その反対ももちろんあります。
そして、派遣国の中には(というよりほとんど)電気、水の供給が100%ではない国が多々あります。(むしろ100%の方が珍しい)
◆滞在期間
ワーホリ
ワーホリは原則最大1年間滞在できます。イギリスやオーストラリアは2年滞在可能です。(なんだとぅ!)
滞在期間中、出入国は自由。だから、ヨーロッパ圏でワーホリして、お金を貯めては他国を旅行する!っていうのもできるわけです。(ふわっふぅ!)
また最大1年間のため、現地に住んでみてからやっぱり日本に帰りたい/他の国に行きたい…っと思ったら、1年滞在しなくて大丈夫なところが魅力。
青年海外協力隊
青年海外協力隊は原則2年間派遣です。
2年間です。
(大事なことなので2回言いました。)
1年ごとに20日間の休暇があり、それを利用して日本に帰国したり、派遣国の周辺地域へ旅行したりすることが可能です。派遣国を変更することは原則できません。(※派遣国の治安事情等による変更はあります。)
◆費用
ワーホリ
費用は全額自己負担。私も貯めました。(今思えばもっと貯めておけば良かった...)
渡航費、入学金、授業料、生活費…
お金は
出ていく、
出ていく、
飛んでいく~
しかし、ワーホリでは働くことが可能なため、お金を稼ぐことができる!(仕事を見つけることができれば…)
費用の目安は100万円前後。もちろん、お金はあるに越したことはありません。しかし、100万円以下でワーホリされている方もいます。私はワーホリ中に、「カナダに着いた時に5万円しかなかった人」に出会いました。その人は当時でカナダ在住6年目でした。(まじ卍)
青年海外協力隊
渡航費、生活費、居住費は支給されます。また、それと別に国内手当金も支給されます。生活費、居住費は現地の生活費の水準に合わせた費用を支給されるため国ごとに違います。詳しく知りたい方は以下をご参照ください。
私は今お金がありません。その為、この制度は神様のように感じます。
◆使命感
大きく違うのはこの点であると思っています。まだ青年海外協力隊として現地派遣されていませんが、帰国隊員から聞いたお話や、現時点での自分の気持ちの面から書いていきたいと思います。
ワーホリ
ワーホリは全て自分次第。目的に合わせて、ワーホリプランを考えることができます。例えば、「海外の生活を楽しみたい!」という目的であれば、楽しいことをすればいいんです。「語学を習得したい!」のであれば、語学学校に行けばいいんです。
全ては「自分のため」。自分のための1年間です。
青年海外協力隊
青年海外協力隊の活動も自分次第。
(同じじゃねえかァ!)
ただ、「”公人”として活動する」2年間となります。公人としての活動とは…とは…
JICAのホームページをご参照ください。
2年間の活動は、派遣先から”こんなことやってください”という要請があり、それをベースに活動を行っていきます。実際に要請の通りに活動を行う例は少なく、自ら課題を見つけ、現地の人と共に問題解決に取り組むことになります(予定です)。渡航費、生活費を受け取っている以上、使命感や「何か残さなきゃいけない」という気持ちになってしまうことは予想されます。
(この2年間で何かを変えることができたら、世界はすでに平和になっていると思うので、気負いせずにいきたい)
◆まとめ
ここまで読んで下さり、ありがとうございます。ここまで来たけど、結局どちらがいいんだ!と思ってらっしゃることでしょう。そこで、1つの問で決めましょう。
問
電気と水の供給が100%あるところがいいですか?
イエスの方、「ワーホリ」をお勧めします。
ノーの方、「青年海外協力隊」をお勧めします。
◆最後に
今まで「違い」について書いてきましたが、最後に互いの共通点についても書きたいと思います。ワーホリ、青年海外協力隊どちらにも共通して言えるのは、
「何がしたいか」です。
「海外に行くこと」が目的ではないと思います。
どちらの選択にしろ費用、時間を費やします。私はワーホリに行ってとても良かったです。全く後悔していません。しかし、渡航前に「何がしたいか」を明確にしていたら、もっと充実したワーホリ生活になったと思います。
(じゃあ、なんで青年海外協力隊に応募したんだよっ!)
どうしてワーホリを終えた私が青年海外協力隊に応募したのか…についてはまた今度書きたいと思います。
では、
じぇし子